カウボーイビバップ(Cowboy Bebop)
――死んだ女の為にできることなんてないさ。
ジャンル:SF、アクション、スペースオペラ
通称:ビバップ
あらすじ
時は2071年。宇宙開拓時代を迎えた人類は太陽系内に生活圏を広げており、悪化する治安への対策として、指名手配犯を捕まえる賞金稼ぎ、いわゆる「カウボーイ」たちが活躍している。カウボーイ稼業を営むスパイク・スピーゲルと相棒のジェット・ブラックは、古い漁船を改造したおんぼろ宇宙船「ビバップ号」に乗り込んで宇宙を駆け巡っている。大物の賞金首を捕まえることもある一方、その荒っぽいやり方に巻き込んだ一般市民からの損害賠償請求も多い彼らに金銭的余裕はない。 そんなビパップ号に奔放な美女フェイ・ヴァレンタイン、天才ハッカーのエド、犬のアインが転がり込む。おのおの何かしらの事情を抱えながらも、一同はビパップ号で緩やかな絆を育み、行く先々で様々な騒動に巻き込まれる。
評価
ストーリー :★☆☆☆☆ 意外性 :★★☆☆☆
キャラクター :★★★★☆ ギャグ要素 :★★★☆☆
世界観 :★★★★★ アクション :★★★★☆
評論家気取れ度:★★★★★ 音楽 :★★★★★
見切り基準:4話、9話
感想
基本1話完結なうえに物語の本筋が作中にほぼないことから、最高の雰囲気アニメと皮肉られる。世界観、細かいこだわりを感じる背景、小気味よい会話に表れるキャラクター達の人生観、それらがBGMと相まってつい引き込まれてしまう魅力がある。雰囲気アニメで何が悪い!と開き直れるなら、もう立派に訓練された信者といえよう。
たまにガンアクションを見たい人に薦められることがあるが、実は銃撃戦はあまりない。賞金首が死んでしまうと賞金が入らないため、主人公ですら主体はジークンドーを用いるからだ。とはいえ銃撃戦のシーンがない訳ではないのだが、敵も味方も命中率が低いなど妙にリアルで派手さはない。
人によって好みの話がかなり分かれるのが特徴的で、どこでハマるかはその人次第。けれどエドが登場するまではぜひ見てほしい。
劇場版:カウボーイビバップ 天国の扉
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別視点からのおすすめ
坂道のアポロン、スペース☆ダンディ
監督:渡辺信一郎
制作:サンライズ
音楽:菅野よう子
話数:26話