映画:デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!
――島根にパソコンなんてあるわけないじゃん!
ジャンル:SF、アクション
あらすじ
デジタルワールドから子供達が帰ってきて数か月、2000年の春休み。突如ネットに出現したデジタマから生まれた新種デジモンは、ネットに繋がるコンピュータのデータを食い荒らし、様々な機関を暴走させながら急速に進化。世界を混乱に陥らせる謎の新種デジモンを止めるため、事態に気づいた太一、光子郎の二人は選ばれし子供達を集め、再び戦いへと乗り出す
ことになる。
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! - Wikipedia
評価
ストーリー :★★★★★ 意外性 :★★★★☆
キャラクター :★★★★★ アクション :★★★★★
世界観 :★★★★★ ギャグ要素 :★★★★☆
評論家気取れ度:★★★★☆ 音楽 :★★★★★
感想
上映時間40分とは思えないほどのボリュームに画期的な配色、演出など異常な完成度を実現した映画。だがまだネットが普及しきっていない時代だったとはいえ、いまだに島根県が馬鹿にされる名台詞を作った罪は重い。
シリーズでは表現不足だった戦闘シーンもド派手にこなし、予測不能な展開や緊迫感は今までのデジモンとは一線を画す。これを持ってデジモンアドベンチャーというアニメは完成をむかえたともいえる。
シナリオもミサイルや混乱する社会が注目されがちだが、真に恐ろしいのは子供の純粋さ(無邪気さ)であることを暗に示している。敵の行動原理もさることながら、歯に衣着せぬメールや肝心なところでうっかりしてしまう主人公サイドなど見ていて歯がゆい気持ちにさせられる。だが同時に進化のきっかけも彼らの応援したいという純粋いな気持ちであり、善にも悪にもなる対比が描かれている。
アニメ好きなら一度は見ておくべき作品のひとつ。その際はTVシリーズをしっかり復讐してから見るようにしよう。
余談だが、同監督のフリー転向後2作目の映画のシナリオが類似していることから自称アニメ通が余計なケンカを引き起こす火種にもなっている。醜い争いはやめよう。
◇このアニメを視聴した人への無難なおすすめ
◇別視点からのおすすめ
魔法少女まどか☆マギカ、ぼくらの
原作:デジモンアドベンチャー
監督:細田守
制作:東映アニメーション
音楽:有澤孝紀
前作
映画『デジモンアドベンチャー』
TVシリーズ デジモンアドベンチャー
後作
デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲