氷菓
――なんというか、こう…気になるんだ。
ジャンル：青春、ミステリー
あらすじ
折木奉太郎は「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」をモットーとする省エネ主義者。その性格ゆえ、校内の部活動にも特に興味を示さなかったが、姉からの勧め（脅迫）をきっかけに廃部寸前だった古典部に入部する。そこで出会った千反田えるに推理力を見込まれ、しばしば成り行きで探偵役を務めることになる。
評価
ストーリー ：★★★★★ 意外性 ：★★★★★
キャラクター ：★★★☆☆ アクション ：★★★★☆
世界観 ：★★★★☆ ギャグ要素 ：★★★☆☆
評論家気取れ度：★★★★☆ 音楽 ：★★★★☆
見切り基準：3話、5話
感想
日常に潜む明るすぎず、暗すぎない薄味のミステリーが味わえる稀有なアニメ。論理的に順序立てて推理が進んでいくので視聴者も十分に謎に挑むことが出来る。ミスリードにまんまとはめられたないように気を付けよう。ただし予想が外れたからって結末にケチをつけるような恥ずかしいことはしないように。
前半がテンポよく進む反面、中盤以降はやや長編になるためテンポの悪さを感じる。でもせっかく長編のペースに慣れた頃に再び1話構成に戻るので、終盤の物足りなさが何とも言えない。むしろ氷菓らしいストーリーではあるのだが、全話一気に視聴すると蛇足感に苛まれる。なんとも微妙な後味だから2期への期待がぬぐいきれない。
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監督：武本康弘
構成：賀東招二
制作：京都アニメーション
音楽：田中公平
話数：22話+1話
