トップをねらえ2!
――なぜならば!
ジャンル:ロボット、SF
人類は「宇宙怪獣」と通称される存在と戦い続けており、その戦力となるのが「バスターマシン」と総称される兵器群と、「超・能力」によってそれを動かす「トップレス」と呼ばれる少年少女たちであった。そんなトップレスの中にあってバスターマシンの19番機「ディスヌフ」を駆り、撃墜王として最前線で戦うクールな少女、ラルクは、偶然顔見知りになったアンドロイドの少女、ノノから「お姉様」と慕われることになる。「ノノリリ」なる人物に憧れ、宇宙パイロットになることを目指しているノノは、小型の宇宙怪獣を生身で倒してしまうような型破りのアンドロイドだったが、バスターマシンを動かせる才能を持っているかどうかは不明であった。
冷淡にあしらわれてもラルクを慕うノノ、新型バスターマシンのパイロットの座を賭けてノノと争うことになるチコとの交流、そして宇宙怪獣と戦う日々といった出来事を交えつつ、物語の核心は土星の衛星タイタンの地下に埋まっている、異星人のバスターマシンと噂される変動重力源の正体へと移っていく。
評価
ストーリー :★★★☆☆ 意外性 :★★★★☆
キャラクター :★★☆☆☆ ギャグ要素 :★★☆☆☆
世界観 :★★★☆☆ アクション :★★★★☆
評論家気取れ度:★★★★☆ 音楽 :★★★★★
見切り基準:4話
感想
『トップをねらえ!』の続編でなければ良作と言われる不遇な作品。前作との繋がりは終盤にかけて明かされていく。
戦艦等のデザインの変化もあって序盤は確かに『トップをねらえ!』らしくはなく、別物の様相。多数のキャラクターが出る割に説明や人物描写が少なすぎて感情移入がしにくい場面もある。ただ4話の想定外の脅威からの怒涛の展開とテーマ曲による盛り上がりはかなり熱く、序盤で切るのは惜しい。
前作を見ずに別物として見ても楽しめるが、終盤は『トップをねらえ!』あっての描写もあるし見ておいたほうがいいだろう。何よりBGMに慣れ親しんでおくほうが確実に盛り上がる。途中のとんでも設定?そんなものは全部見終わった後でゆっくり考察すればいい。これだけスケールの大きな話に、細かいことを言うのは野暮ってものだ。
前作:トップをねらえ!
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別視点からのおすすめ
監督:鶴巻和哉
制作:GAINAX
音楽:田中公平
話数:6話