機動戦士ガンダム
――坊やだからさ
ジャンル:ロボット、戦争
あらすじ
V作戦を進めるテム技官の息子・アムロ・レイは15歳の少年。機械オタクでひきこもり気味のアムロは戦時下であることもどこ吹く風で、自宅でハンドメイドロボット・ハロの改良に取り組む毎日を過ごしていた。そんなとき、空襲警報が鳴り響く。シャア配下の先行偵察部隊がサイド7内に侵入していた。機密保持のため連邦地上軍がこれに応戦する。ザクの古参兵・デニムはシャアの推察が正しく、サイド7内でMS開発が行われている確証を得る。だが、手柄を焦る新兵ジーンはデニムの制止を無視し無差別攻撃をはじめる。ガールフレンドのフラウ・ボゥに促され、避難することになったアムロだが、父のことが心配になり探し回る際に偶然にも「V」と書かれた表紙のマニュアルを手に入れる。工場地区に向かったアムロは人命救出よりもMSの搬出作業を優先する父の姿を見てしまう。父から「WBに行け」と言われたアムロだが、ほどなく搬出作業が察知されザクの猛攻が始まる。その巻き添えとなり、アムロの眼前でフラウの家族ら大勢の民間人が死んでいく。アムロはフラウを叱咤して避難させ、自身は放置されていた試作MSガンダムに乗り込む。
評価
ストーリー :★★★★☆ 意外性 :★★★☆☆
キャラクター :★★★★☆ アクション :★★★★☆
世界観 :★★★★☆ ギャグ要素 :★★☆☆☆
評論家気取れ度:★★★★★ 音楽 :★★★☆☆
見切り基準:4話
感想
簡潔に物語を把握するのであれば劇場版三部作を見る方がいいだろう。だが細かい諸事情や心理描写まで把握したいならTVアニメ版を見るべきだ。
戦争という重いテーマもあり少し暗く難解なイメージが先行してしまいがちだが、見始めれば世界観は維持されつつも意外とわかりやすい展開で見やすい。確かに人間関係や背景はわかりにくくもあるが、考察しないのであればそこまで気にはならない。
ただ続編のシリーズのようにモビルスーツ同士の戦いの描写は少なく、ロボットバトルものとして見ると痛い目にあう。確かに子供向けとしてはいまいちかもなあ。
ちなみに『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』はタイトルにつられてファーストガンダムの後に見ると訳が分からないので、せめてZガンダムまで見てからにしよう。
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◇別視点からのおすすめ
ぼくらの、ケロロ軍曹
監督:富野喜幸
制作:日本サンライズ
音楽:渡辺岳夫、松山祐士
話数:43話
続編:機動戦士Zガンダム