ギルティクラウン
――これはやっぱり、僕が背負うべき罪なんだ。
ジャンル:SF、群像劇
通称:ギルクラ
あらすじ
西暦2029年。突如発生した未知のウィルス、通称〈アポカリプスウィルス〉の蔓延によって引き起こされた大事件「ロスト・クリスマス」から10年後の日本が物語の舞台である。荒廃し、無政府状態となった日本はアメリカ軍を中心とする超国家組織GHQの統治下に置かれていた。
桜満集は世間やクラスメイトに対してどこか冷めた視線を向ける男子高校生。周囲との微妙な距離を保ちつつ平穏な日々を過ごしていた彼はある日、お気に入りの場所である廃校舎で憧れの歌手・楪いのりに出会う。傷を負った彼女はレジスタンス組織「葬儀社」のメンバーというもう一つの顔も持っていた。集は、GHQから最高機密「ヴォイドゲノム」を盗み出した楪いのり、葬儀社のリーダー恙神涯らと関わる中で「ヴォイドゲノム」に触れ、〈王の能力〉を宿してしまう。
評価
ストーリー :★★★☆☆ 意外性 :★★★☆☆
キャラクター :★☆☆☆☆ ギャグ要素 :☆☆☆☆☆
世界観 :★★☆☆☆ アクション :★★★☆☆
評論家気取れ度:★★☆☆☆ 音楽 :★★★★★
見切り基準:1話 11話
感想
ネット上では悪評が多いにも関わらず、時折話題に上がる作品。もし見るのであれば主要キャラの言動が常にぶれまくりとか、動機がスカスカとか、綿密という名の行き当たりばったりな作戦とか、監視社会というのに世界に顔バレしたテロリストから全く警戒心を感じられないとか、一言で済む設定の説明の為に何話も使うとかするけど気にしない気にしない。いっそ2~3話の後に9話をみてもおそらく問題ない。むしろ飛ばした方がすっきり見られるかもしれない。13話も過ぎればキャラのブレも少なくなり、かなり見やすくなってくる。某アニメの完全下位交換と言われても仕方ない。
ロボットアニメとしてみるのも危険だ。このアニメにおけるロボットはただの派手な壊され役でしかなく、味方ですら途中からほぼ使用しない。最終話直前でお情けのように出番はあるものの、必要あったかと言われれば……。
話自体はよくある俺TUEEものだがOP・ED・挿入歌とどれも良曲なので盛り上がれる。絵もとても綺麗で戦闘シーンも迫力がある。つまり、細かいことは気にしないことだ。ただし缶切り、てめーはだめだ。
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別視点からのおすすめ
リトルバスターズ、神のみぞ知る世界
監督:荒木哲郎
構成:吉野弘幸
制作:プロダクションI.G 6課
音楽:澤野弘之
話数:22話