AIR
――もう、ゴールしてもいいよね……
ジャンル: 恋愛
あらすじ
主人公であるさすらいの人形遣いの青年(国崎往人)が、海辺の田舎町で偶然出会った少女達と紡ぐひと夏の物語。
彼は念を込めたものを自由に動かす力「法術」を使い、古ぼけた人形を動かす芸を糧にさすらいの一人旅をしている。目的は少年時代に亡き母から聞かされた「この空のどこかにいる翼の生えた少女」に出会うことだが、必死に捜し求めているわけではなく、頭の片隅に留めている程度。そんなとき、ある田舎町で神尾観鈴に出会う。彼は観鈴が話している、「よく見る夢」と自身が捜し求めている「この空のどこかにいる翼の生えた少女」が何か関係があるような気がしていた。
TV版評価
ストーリー :★★★★☆ 意外性 :★★★☆☆
キャラクター :★★★☆☆ アクション :★☆☆☆☆
世界観 :★★★★☆ ギャグ要素 :★★★☆☆
評論家気取れ度:★★★★☆ 音楽 :★★★★☆
劇場版評価
ストーリー :★★★☆☆ 意外性 :★★☆☆☆
キャラクター :★★☆☆☆ アクション :★☆☆☆☆
世界観 :★★★★☆ ギャグ要素 :★☆☆☆☆
評論家気取れ度:★★★★★ 音楽 :★★★☆☆
見切り基準:2話
感想
夏アニメ代表の一つで、夏の儚さの表現はトップクラス。最初はキャラデザを受け入れ難いかもしれないが、3話もみれば慣れてくるだろう。
物語は主人公が数人のヒロインの悩みを解決しながら進んでいく。メインヒロインの話はやや難解になっており、アニメではその全てが明確には語られていないので疑問も残るだろう。また伏線も巧妙にはられており、2周目でなければ気付かないものも多い。
劇場版はAIRとは別シナリオであるが、ちゃんとAIRであるといえる。長編シナリオであるノベルゲームの原作を90分に収める処置としての設定の変更は下手な編集より優秀だろう。特に翼人伝説はTV版と別物であるが、わかりやすくもシナリオとしての無理を生じさせずにラストの展開まで持っていったのは評価すべき点だ。
ただし原作やTV版を視聴した後に見ると、設定の違いにツッコミを入れている間に物語が終わってしまうので楽しめないのも無理はない。両方連続で見るのは避けるべき。
◇このアニメを視聴した人への無難なおすすめ
CLANNAD after story、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。、サマーウォーズ
◇別視点からのおすすめ
夏目友人帳、ぼくらの
原作:Key / Visual Art's
監督:石原立也
制作:京都アニメーション
話数:12話+総集編+2話
劇場版
監督:出崎統
構成:志茂文彦
音楽:周防義和
上映時間:90分