涼宮ハルヒの憂鬱
――YUKI.N>また図書館に
ジャンル: SF、青春
あらすじ
「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
高校入学早々、この突飛な自己紹介をした涼宮ハルヒ。美少女なのだが、その性格・言動は変人そのものであり、クラスの中で孤立していた。しかし、そんなハルヒに好奇心で話しかけた「ただの人間」である、キョンとだけは会話をするようになる。
ゴールデンウィークも過ぎたある日、校内に自分が楽しめる部活がないことを嘆いていたハルヒは、キョンの発言をきっかけに自分で新しい部活を作ることを思いつく。キョンを引き連れて文芸部部室を占領し、また唯一の文芸部員であった長門有希を巻き込み、メイド兼マスコットとして上級生の朝比奈みくるを「任意同行」と称し拉致。さらに5月という中途半端な時期に転校してきた古泉一樹(ハルヒ曰く「謎の転校生」)を加入させ、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる。
2006年1期
評価
ストーリー :★★★★★ 意外性 :★★★☆☆
キャラクター :★★★★☆ アクション :★★★★☆
世界観 :★★★★★ ギャグ要素 :★★★☆☆
評論家気取れ度:★★★★★ 音楽 :★★★★★
2009年2期
評価
ストーリー :★★☆☆☆ 意外性 :★★☆☆☆
キャラクター :★★★☆☆ アクション :★☆☆☆☆
雰囲気 :★★★☆☆ ギャグ要素 :★★☆☆☆
評論家気取れ度:★★★★★ 音楽 :★★★☆☆
見切り基準:4話
感想
1期は2000年台後期を代表するアニメ。現状のアニメにあり方に大きく影響を与えた。内容、表現、音楽どれをとって質が高く、未だに根強い人気がある。
タイトルとは想像もつかないほどぶっとんだSFを展開していながら、日常回やミステリー回も充実しており、様々な要素が加味されている。特にありふれた日常によってうまく他の要素を際立たせており、それこそがこのアニメの魅力の根底にある。しかしハルヒの自己中心っぷりに不快感を感じてしまうとあまり楽しめないだろう。
2期はもう、かつてない裏切り作である。中の人の事は別問題にしても、コンテンツを潰したであろう大戦犯。実質9話しかないのはどんな意図があったにせよ、受け入れられる人は少ないだろう。純粋に楽しみたいだけなら13話の次は19話にとぶことをお勧めする。間は気が向いた時にでも。
ただし2期の出来で見限ってはいけない。1期が面白かったなら続編の映画は必ず見よう。
◇このアニメを視聴した人への無難なおすすめ
◇別視点からのおすすめ
趙監督:涼宮ハルヒ
総監督:石原立也
監督:武本康弘
制作:京都アニメーション
音楽:神前暁
話数:28話
続編:涼宮ハルヒの消失